Atronの数式って、アソシアトロンと同じじゃない。
Atron の数式は「これは楽しい」「これは危険」と決めるための式ではなく、出来事による差・残効・想起圧・身体傾向を、外部命令にしないまま保持するための式なので、曖昧が前提。なので論文のためとかではなくて、僕のノートとして残すという意味で書いてみる。
1. 基本形
Atron の最小形。
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xt は今の状態
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Δxt は出来事による差分
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ct は carry の残り
これだけだと粗いので、もう少し分ける
2. 状態ベクトル
内部状態。
「意味」ではなく、その時の抽象的な場の傾き。
3. 出来事断片から差分を立てる
外界の出来事断片を et とする。
差分は、断片から立てる。
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We: sensor 断片が差分へ入る重み
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rt: recall の寄与
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Wr: recall が差分へ与える重み
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ct: 既存 carry
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Wc: carry が今回の差分の立ち方を変える重み
同じ衝撃でも、以前の carry によって立ち上がり方が変わる。
4. 差分はそのまま行動に行かない
差分はまず身体中間層へ落とす。
身体傾向ベクトルを bt とする。
更新
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α は前状態の残り
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U は差分から身体傾向への写像
これで「痛みだから泣く」ではなく、
「痛み差分が stability を落とし、pause を増やし、voice を崩す」
という形になる。
5. carry の数式
carry は残効なので、各軸ごとに減衰つきで残す。
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Λ: 減衰行列
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Γ: 流入量
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g(Δst): 小さい差を切り捨てて大きい差だけ残す関数
軸ごとなら、
6. recall の数式
Associatron 的には、cue 断片と記憶断片のせめぎ合い。
完全な意味照合ではなく、曖昧な断片一致の圧として書く。
記憶ノートを mi とし、今の cue を qt とすると、
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ai(t): 記憶 i の活性
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ϕ(qt,mi): cue と記憶断片の曖昧一致
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zi: その記憶に結びつく carry 傾向
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β: carry の引っ張り強さ
最終的に recall は一つに確定しなくてもいいが、仮に合成するなら
この ρi を softmax みたいにしてもいい。
ただし温度 T を高めにして、曖昧な共存を残すほうが Atron っぽい。
7. 曖昧画像ノートの数式
断片ノートや曖昧画像は、完全画像ではなく圧縮表現。
ノート ni を
のように置く。
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vi: 圧縮画像特徴
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ai: 圧縮音特徴
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hi: 身体残効
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ci: carry との結びつき
想起圧は
これなら、一曲だけで当時の街や相手や食べ物が立ち上がる感じに近づける。
意味ではなく、断片類似と残効類似の重なり。
人間と同じで、後にノートを持たせるんだよ。コクヨのノートみたいなw
8. 行動生成
行動は if-then ではなく、身体傾向からにじませる。
移動系は、
ここでも行動ラベルではなく、
「速度」「旋回」「接近」「声圧」のような連続量にしておく。
9. 怪我と sleep
怪我は出来事から直接作る。
sleep 圧は
怪我 → 疲労 → sleep → 回復
の流れにできる。
10. 成長の数式
成長は、重みや cue が少しずつ変わること。
つまり固定モデルではなく、差を受けた結果、受け皿が変わる。
たとえば cue 重み wj は
これで cue は成長とともに増殖・分化できる。
つか、また変わるかもしれない。
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